ECサイトを構築する際に、非常に優れたECサイト構築サービスであるShopify(ショッピファイ)を採用するケースが昨今急速に増えています。
日本発の同様のサービスである、BASEやSTORES.jpとは比にならないほどの充実した機能や、カスタマイズの自由度が大きな魅力となっています。
そんなShopifyでは、単に商品を販売するだけではなく、アプリをインストールすることで定期購入やサブスクリプション(サブスク)の提供も実現することが可能です。このページではサブスクを提供するメリットや、Shopifyでサブスクを導入するためのアプリを紹介をしていきます。
定期購入&サブスクを提供するメリット
近年利用者が急増したNetflixやSpotifyのように、動画配信や音楽配信といったサービスでは月額課金制のサブスクリプションを採用したものが一般的です。
サブスクという言葉が広く浸透するにあたり、前述したサービスが取り扱う無形の商材に限らず、食品などの分野でもサブスク・定期購入を売りにするサービスが多く登場しています。当サイトでは、多岐にわたるサブスク・定期購入サービスを紹介しているので是非参考にしてください。
さて、事業者側が定期購入やサブスクリプションを採用するメリットですが、どのようなものがあるのでしょうか?
売上を予測しやすくなる
月額課金制のサブスクとすることで、事業者側は毎月の売上を予測しやすくなります。どれぐらい投資をすれば、どれぐらいのリターンがあるのかも把握しやすいため、より効率的なビジネス展開をすることができます。
新規加入者を増やしやすい
通常では、商品を購入してもらうためには恒常的にマーケティング施策を打つなどの経費がかかってしまいます。サブスクとすることで、価格を抑えて新規の顧客を獲得しやすくなることに加え、既にサブスクに加入している顧客はそのまま支払いをし続けてくれるようになります。
顧客データを蓄積できる
サブスクに契約している顧客とコミュニケーションを取ることで、顧客の好みなどのデータを蓄積していくことができます。これらの情報をもとに、顧客ごとにカスタマイズしたより満足度の高いサービスを提供することも実現することができます。
Shopifyでサブスクを実現するアプリ
Shopifyで定期購入&サブスクリプションの商品を提供するためには、アプリケーションをインストールする必要があります。このページではBold Subscriptionsと、ReCharge Subscriptionsという主要な2つのアプリを紹介・比較していきます。
Bold Subscriptions
Bold Subscriptionsは、このサブスクリプションアプリの他にも高品質なアプリを多く提供するBoldが作成したアプリになります。Boldが提供するアプリは、他にもポイント管理アプリなどがあります。
料金は月額で$49.99となっていますが、60日間の無料トライアル期間が用意されています。Bold Subscriptionsには、分析機能が備え付けられているほか、ReCharge Subscriptionsと比較すると柔軟な設定をすることが可能です。また、利用できる決済プロバイダーは20としていて、ReCharge Subscriptionsより遥かに多いことも魅力の一つでしょう。
導入・設定方法
Bold Subscriptionsは、アプリのインストールをした後に利用しているShopifyテーマへのインストールも求められます。テーマを編集することになるので、バックアップを取っておくことをおすすめします。テーマへのインストールは、自動と手動の他に、エキスパートによるインストール(完了に2日以上)の3種類が用意されています。
Bold Subscriptionsのインストールが完了すると、アプリのダッシュボード画面から商品の追加や決済方法などを設定することができるようになります。
ReCharge Subscriptions
ReCharge Subscriptionsは、サブスクリプション導入の支援サービスを提供するReChargeが提供するShopifyアプリです。料金は月額で$60となっていますが、Bold Subscriptionsと同様に60日間の無料トライアル期間が用意されています。
ReChargeでは、Shopifyに限らず包括的にサブスクリプションのビジネスを支援しているため、Bold Subscriptionsと比較すると連携できるサービスの多さに強みがあります。様々なサービスと連携することでアプリの機能を補完することができます。
その他にも、独自のAPIを提供しているため、自前でプログラムを用意すれば機能を拡充することも可能となっています。