Softbank on LINE
Softbank on LINEとは?
NTTドコモが衝撃の新料金プラン「ahamo(アハモ)」の提供開始を発表したことを受け、同じく大手通信会社であるソフトバンク株式会社は、2021年3月から「Softbank on LINE」を提供開始することを発表しました。
Softbank on LINEでは、10~30代の80%以上が毎日利用する(※LINE社調べ)というLINEに着目したプランを提供する予定であり、LINEの利用者にとって非常に便利なサービス内容となることが予想されています。
これまでのソフトバンクモバイルではなく、オンライン専用の新ブランドとして提供されるのですが、ソフトバンクモバイルと同一のネットワークを利用して通信するため、通信の品質が低下することはありません。
ソフトバンクユーザーのなかにはahamoの発表によってNTTドコモに乗り換えようかと考えた方もいると思いますが、ahamo に負けないサービス内容が予定されているSoftbank on LINEの提供開始を待ってみてもいいのではないでしょうか。
Softbank on LINEの特徴
ソフトバンクの新ブランドとして提供される
Softbank on LINEは従来のソフトバンクの新料金プランとしてではなく、ソフトバンクの新ブランドとして提供されるサービスです。
名称からもわかるように、日本国内で利用者の多いLINEに注目したサービス内容となる予定で、LINEモバイルを100%子会社化したうえでサービスを提供するとされています。
ただし、子会社化などについてはサービス提供開始までにLINEと協議が続く予定で、「Softbank on LINE」というサービス名も仮の名称であり、今後内容が変更される可能性があります。
LINEモバイルからの強制移行はなし
LINEモバイルが100%子会社化されるとなると、現時点でLINEモバイルを利用している場合は、Softbank on LINEに強制的に移行されるのかと心配になる方もいるのではないでしょうか。
しかし、LINEモバイルの発表によれば、もしLINEモバイルが100%子会社化されたとしても、LINEモバイルユーザーをSoftbank on LINEに強制移行することはないとされています。
LINEモバイルのサービスを終了することはなく、現在の契約内容のまま利用を続けられるとのことなので、心配する必要はありません。
ただし、確定ではありませんが、Softbank on LINEの提供開始に合わせてLINEモバイルの新規契約を停止するとソフトバンク株式会社が表明しているため、新たにLINEモバイルに加入することはできなくなる可能性があります。
データ容量を消費せずにLINE使い放題
Softbank on LINEの大きな特徴が、「LINEがギガノーカウント」というLINEの利用ではデータ容量が消費されないプランが提供されることです。
LINEがギガノーカウントの対象になる機能ついては、「LINEトーク」や「LINE通話」といったメイン機能とのことですが、詳細は後日発表とされています。
契約している月間データ容量を超過すると速度制限がかかるので、LINEだけでもデータ容量が消費されないのはうれしいという方も多いのではないでしょうか。
LINEでさまざまな手続きができる
Softbank on LINEは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響などによって、非対面のオンラインサービスの需要が高まっていることに対応するために立ち上げられる新ブランドでもあります。
そのため、Softbank on LINEでは、LINEを使ってさまざまな手続きをオンラインでできるような機能も実装される予定だとのことです。
具体的にどのような手続きができるようになるのかは発表されていませんが、できるだけ外出したくない方や忙しいのでオンラインで手軽に手続きを済ませたいという方にとっては便利な機能になるでしょう。
毎月20GBの大容量
Softbank on LINEでは、毎月20GBの大容量のデータ容量が提供されます。20GBというと、たとえばYouTubeの動画を720P(高画質)の場合は20時間程度、標準画質(480p)の場合は95時間程度視聴できる容量です。
さらに、LINEの利用ではデータ容量が消費されない「LINEがギガノーカウント」が付くので、インターネットの利用が多い方でも十分満足できるでしょう。
容量超過でも最大1Mbpsを維持
かなりヘビーにスマートフォンを使用するという方は、毎月20GBでも超過してしまうことがあるかもしれません。
しかし、Softbank on LINEでは20GBのデータ容量を超過した場合でも、最大1Mbpsの通信速度が維持されます。
1Mbpsというと、LINEトークやLINE通話などのテキスト・音声データ、SNSの閲覧などはさほど問題なく利用でき、YouTubeなどの動画も標準画質~低画質であれば視聴できる程度の速度なので、データ容量を超過しても比較的快適に使えるでしょう。
1GB単位で追加可能
データ容量を超過しても最大1Mbpsが維持されるとはいえ、やはり読み込みのスピードが遅くなったり、動画が途中で止まってしまったりする可能性はあります。
通常どおりの通信速度にしたいという場合は、1GB単位で容量を追加することも可能です。別途追加料金がかかりますが、どうしても最大1Mbpsでは不便という場合は、容量追加を検討してみましょう。
ソフトバンクモバイルと同じ品質
ソフトバンクの新ブランドで、さらに料金が安いとなると、「通信の品質が下がるのでは」と気になる方もいるのではないでしょうか。
しかし、Softbank on LINEではソフトバンクモバイルやワイモバイルと同一の、ソフトバンク株式会社のネットワークが利用されているため、通信の品質が下がることはありません。
格安スマホでは、お昼休みや通勤・通学時などの利用者が多い時間帯に通信速度が遅くなることがありますが、Softbank on LINEであればそうした時間帯でも快適に利用できます。
5分以内の国内通話は何度でも無料
Softbank on LINEでは、5分以内の国内通話は何度でも無料でかけられます。Softbank on LINE はLINE通話が使い放題ですが、仕事の電話などはLINE通話ではかけられないこともあるでしょう。
そうしたときに、5分以内であれば通常の通話も無料でできるので、通話料金がかさんでしまうことを避けられます。なお、通話時間が5分を超えた場合は、30秒につき20円の通話料金がかかるので注意しましょう。
5分以上の通話用オプションもあり
無料通話5分では短いという方のために、「通話オプション(有料)」も用意されています。
通話オプションに加入すると、通話時間が5分を超えても通話料金が加算されることがなくなるので、仕事などで長時間通話することが多いという方は、通話オプションに加入しておくと安心です。
eSIMにも対応予定
Softbank on LINEは、eSIMにも対応することが予定されています。eSIMとは、本体一体型のSIMのことで、SIMカードがスマートフォンに組み込まれているので差し替えの必要がなく、紛失や破損などのリスクを軽減できる点がメリットです。
また、eSIMにはスマートフォンを操作してSIMカード内にデータをダウンロードし、インターネットや通話などができるようにするという特徴があります。つまり、さまざまな設定がオンラインでできるということです。
eSIM対応であればキャリアの乗り換えが簡単になりますし、複数のeSIM対応端末があれば、各端末でスマートフォンのデータを共有できるようになるなど利便性が大きく向上します。
Softbank on LINEの注意点
手続きはオンラインのみ
オンラインに特化したSoftbank on LINEは、契約手続きやオプションの追加など、すべての手続きがオンライン対応のみとなります。
契約後のサポートもオンラインでのチャットサービス中心となり、ソフトバンクの店舗に行っても手続きなどができないので、オンライン手続きに自信がない方は注意しましょう。
ソフトバンクユーザーでも乗り換え手続きが必要
Softbank on LINEはソフトバンク株式会社の新ブランドであり、従来のソフトバンクモバイルとは異なるものなので、ソフトバンクユーザーでもSoftbank on LINEに変更する際には手続きが必要です。
ただし、ソフトバンクユーザーがSoftbank on LINEに変更する際に、解約手数料や事務通料などはかからないとされています。
キャリアメールは使えない
ソフトバンクユーザーは、「softbank.ne.jp」などのキャリアメールを無料で利用できますが、Softbank on LINEはキャリアメール対象外です。
インターネット上のサービスでキャリアメール認証を利用している方は、Softbank on LINEに変更するとキャリアメール認証が使えなくなるので、別の認証方法を考えておきましょう。
Softbank on LINEの料金プラン
携帯電話の料金プランは非常に数が多く複雑で、何が何だかわからないという方も多いでしょう。
しかし、Softbank on LINEで提供される料金プランは、「20GB+LINEがギガノーカウント」の1種類のみとわかりやすくなっています。料金は4G/5G共通で月額2,980円(税抜)で、ずっと変わることはありません。
通話オプションの料金は月額1,000円(税抜)で、データ容量の追加は1GBあたり500円(税抜)となっています。
Softbank on LINEの支払い方法
Softbank on LINEの支払い方法については、現時点では発表されていませんが、ソフトバンクモバイルの月額料金は「クレジットカード払い」「口座振替」のいずれかとなっています。
Softbank on LINEの支払い方法についても、同じ支払い方法が採用される可能性は考えられるでしょう。
Softbank on LINEの申込・利用方法
Softbank on LINEの申込・利用方法についても、現時点での発表はありません。オンラインでの手続きのみとなるのは確定していますが、公式の発表を待ちましょう。
Softbank on LINEの解約・退会方法
Softbank on LINEの解約・退会方法についても、現時点での発表はありません。こちらも公式の発表を待ちましょう。