雑誌の読み放題サービスはいくつかありますが、中でも人気なのが「楽天マガジン」と「dマガジン」です。どちらも450誌以上の雑誌が読み放題になるうえ、月額料金は400円程度とかなりリーズナブルです。
ただ、どちらを利用すればいいのか、どちらが自分に合っているかはなかなか判断出来ません。そこで今回は、楽天マガジンとdマガジンの特徴・使い勝手をまとめてみました。自分に合うサービスだと思ったら、まずは無料トライアルを試してみてください。
楽天マガジンとdマガジンの概要を比較
まずは、楽天マガジンとdマガジンの概要をカンタンに比較してみました。
楽天マガジン | dマガジン | |
---|---|---|
月額プラン (税込) |
418円 | 440円 |
年額プラン (税込) |
3960円 (ひと月330円) |
× |
無料期間 | 31日間 | 31日間 |
取扱い雑誌数 | 450誌以上 | 450誌以上 |
同時利用 できる端末 |
7台まで | 6台まで |
利用料金は少しだけ楽天マガジンがリーズナブルですが、dマガジンも高いというほどではありません。そして無料期間・取り扱い雑誌数は同じですが、同時利用できる端末数は楽天マガジンの方が優れています。とはいえ普通に利用する分には6台でも十分と言えるでしょう。
主要な取扱い雑誌を比較
次に主要雑誌30種類の取り扱い状況を調べてみましたが、楽天マガジン・dマガジンともほぼすべての雑誌を取り扱っていました。
楽天マガジン | dマガジン | |
---|---|---|
VERY | 〇 | 〇 |
Marisol | 〇 | 〇 |
LEE | 〇 | 〇 |
InRed | 〇 | 〇 |
steady. | 〇 | 〇 |
CLASSY. | 〇 | 〇 |
ESSE | 〇 | 〇 |
LDK | 〇 | 〇 |
anan | 〇 | 〇 |
Hanako | 〇 | 〇 |
美的 | 〇 | 〇 |
FRIDAY | 〇 | 〇 |
週刊現代 | 〇 | 〇 |
週刊文春 | 〇 | 〇 |
女性自身 | 〇 | 〇 |
女性セブン | 〇 | 〇 |
GO OUT | 〇 | × |
家電批評 | 〇 | 〇 |
GetNavi | 〇 | 〇 |
MONOQLO | 〇 | 〇 |
週刊アスキー | 〇 | 〇 |
週刊ダイヤモンド | 〇 | 〇 |
週刊エコノミスト | 〇 | 〇 |
週刊東洋経済 | 〇 | 〇 |
PRESIDENT | 〇 | 〇 |
オレンジページ | 〇 | 〇 |
レタスクラブ | 〇 | 〇 |
クロワッサン | 〇 | 〇 |
ひよこクラブ | 〇 | 〇 |
ねこのきもち | 〇 | 〇 |
※上記は2021年5月7日時点の情報です。
どちらも取扱い雑誌数が450誌以上という事で、主要な雑誌はどちらでも問題なく読めるようです。もちろんサービスによって読める雑誌・読めない雑誌雑誌は変わるので無料トライアルなどで確認は必要ですが、主要な雑誌についてはほぼ互角といったところです。
サービスの使いやすさを比較
次からは、サービス自体の使い勝手を比較していきます。どちらもダウンロード・バックナンバー機能など基本的な機能は備わっていますが、利用していく上で知っておきたいポイントもまとめていきます。
ダウンロード機能を比較
まずダウンロード機能については、dマガジンの方が多彩と言えるでしょう。
楽天マガジンでも1冊ごとのダウンロードが可能なのでオフライン環境でも読むことが出来て次ページの読み込みもグッと早くなりますが、dマガジンでは1冊ごと・1記事ごとのダウンロードが可能です。これらは設定で切り替えられるので、自分の使いやすい方に合わせて利用できます。
またダウンロードしている雑誌数が増えるとスマホ本体の容量を圧迫してしまうので、1記事ごとにダウンロードできる方が使い勝手が良いと言えます。
バックナンバー機能を比較
何冊分のバックナンバーを読めるのかは、どちらのサービスでも雑誌によって異なります。 一部雑誌のバックナンバーを調べてみると、このようになりました。
楽天マガジン | dマガジン | |
---|---|---|
CLASSY. | 過去2回分 | 過去2回分 |
ViVi | 過去2回分 | 過去2回分 |
anan | なし | 過去1回分 |
美的 | 過去2回分 | 過去2回分 |
週刊文春 | 過去15回分 | 過去15回分 |
女性自身 | 過去10回分 | 過去10回分 |
ananなどは差がありましたが、その他は全く差がありませんでした。過去何回分まで読めるかは雑誌によって異なりますが、どちらのサービスでも大きな差はないと考えていいでしょう。
ブックマーク機能を比較
ブックマーク機能は、楽天マガジンの方が便利と言えるでしょう。
楽天マガジンの場合はまた読みたいページで画面右上の「ふせん」をタップしておけば、マイページからでもカンタンにアクセスできるようになります。もちろん次のページへもすぐ移れるので、かなり便利です。
dマガジンでも「クリッピング」という機能がありますが、これはスクリーンショットと同じ仕組みでそのページを撮影しているだけです。そのため次のページが気になる場合はそちらも同様にクリッピングしておく必要があります。またクリッピング機能が使えない雑誌やページもあるので、使い勝手が良いとは言えません。
記事の検索機能を比較
記事の検索機能は、dマガジンの方が便利と言えるでしょう。
dマガジンではアプリ画面下に「記事から選ぶ」というボタンがあって、これをタップすれば雑誌関係なくいろんな記事を検索することが出来ます。IT・デジタル・政治・社会・国際・スポーツなどジャンル別になっているので、探している記事もスムーズに見つかるはずです。また「おすすめ」ボタンをタップすれば、テーマに沿った特集なども見られるので1冊ずつ雑誌を読まなくても知りたかった情報をさっと見つけられるでしょう。
楽天マガジンでも記事から選ぶことは可能ですが、テーマに沿った特集などはないのでdマガジンの方が使い勝手が良いと言えます。
ランキング機能を比較
雑誌のランキング機能は、dマガジンの方が便利と言えるでしょう。
楽天マガジンでは人気雑誌が第20位までしか見られませんが、dマガジンでは人気雑誌ランキングが第50位まで見られるうえに人気記事ランキングも第50位まで見ることが出来ます。これなら何か読みたいときにでも魅力的な雑誌・記事を見つけることができるでしょう。
おすすめする人
まず楽天マガジンが向いているのは、
- 楽天ポイントが貯まっている人
- よりリーズナブルに利用したい人
- ブックマーク機能を使いたい人
こういう人です。
そしてdマガジンが向いているのは、
- dアカウントを持っている人
- 1記事ごとにダウンロードしたい人
- テーマに沿った特集を読みたい人
- ランキング機能を使いたい人
こういう人です。
どちらを利用する場合でも31日間の無料トライアルが利用できるので、読みたい雑誌があるか、使い勝手が良いかどうかを実際に確かめてみてください。