ファミリープランがある音楽サブスクは何がある?
近年は音楽サブスクを利用する人が増えてサービスも充実してきましたが、2,021年8月時点ではSpotifyやApple music・Youtube music・LINE music・Amazon music unlimitedなら複数人で利用できるファミリープランが用意されています。
ただサービスによって特徴やファミリープランの最大人数・条件も様々なので、詳しくまとめていきます。
Spotify
- 月額料金:1,580円(税込)
- 楽曲数:約5,000万曲
- 再生音質:最大320kbps
- 無料体験:1ヶ月間
Spotifyはスウェーデンにある企業によって運営されていて、世界中では3億6,000万人以上のユーザーがいる世界最大手の音楽サブスクとなっています。またユーザーの評判も上々で、GooglePlayStoreではレビュー件数2,300万件で★4.4、App Storeではレビュー件数196万件で★4.6となっています。
そしてSpotify(スポティファイ)のファミリープランでは、月額1,580円(税込)で同世帯の家族向けに最大6つまでアカウントを作る事が出来ます。
基本的にはアカウントごとでプレイリストは完全に区切られていますが、家族みんなで楽しめる「Family Mix」というプレイリスト機能が使えたり、小さなお子様向けに「Spotify Kids」というアプリも用意されています。またロックやパンクなどで露骨な表現を含んだ楽曲をブロックするかどうかを設定する事も出来るので、お子様に悪影響を与えたくない方にも便利です。
またSpotifyでは、J-POP/K-POPよりも洋楽が中心のラインナップとなっています。Spotifyの無料体験は1ヶ月間用意されているので、自分たちが聴きたい楽曲があるのかチェックしてみるのが良いでしょう。
支払い方法はクレジットカードとキャリア決済の2種類が用意されています。クレジットカード決済であればVISA/MasterCard/JCB/Amexで、キャリア決済であればdocomo/au/Softbankの大手3社が利用可能となっていました。
Spotifyの特徴
Spotifyには無料プランも用意されていますが、あまり使い勝手がいいとはいえません。まず4曲~5曲に1回程度のペースで30秒広告が入りますし、スキップできるとはいえその回数も制限されています。
また好きな曲を探して聴くというよりは、プレイリストを選んでずっとシャッフル再生をしている事になります。BGMとしては使えますが好きな音楽を聴くのには向きませんし、ダウンロードしてオフライン再生という事も出来ないので外出先でずっと使うには少し不安が残ります。
せっかくSpotifyには1ヶ月無料トライアルがあるので、無料プランを使うよりはそちらでサービスの使い勝手を確かめてみるのが良いと思います。月額1,580円(税込)で利用できるファミリープランの他にも、月額980円(税込)のスタンダード、月額1,280円(税込)で2人まで同時に使えるデュオ、月額480円(税込)で大学生まで使える学割プランなども用意されているので、自分に合ったプランを利用しましょう。
Apple Music
- 月額料金:1,480円(税込)
- 楽曲数:約7,500万曲
- 再生音質:最大192kHz/24bit
- 無料体験:3ヶ月間
Apple Musicは2015年6月30日からスタートしたサービスで、すでに世界167カ国で利用されている世界的なサービスです。そして2021年6月からは高音質なロスレスオーディオに対応しており、CD音質だけでなく48kHz/24bitから最大192kHz/24bitという高音質で楽曲を楽しめるようになっています。
そしてApple Musicのファミリープランでは、月額1,480円(税込)で最大6人まで利用できるようになっています。
iPhoneやiPadなどのデバイスでファミリー共有設定をして、それが出来てからファミリー共有グループへの参加依頼を送るというのが一般的な流れです。ただすでにApple Musicのサブスクリプションに登録されている場合でも、後からファミリープランに切り替える事が可能です。
Apple Musicを利用する場合はApple IDが必要ですが、iPhone・iPad・MacなどのApple製品を持っていない場合でも利用する事が可能です。もしAndroidユーザーならGooglePlayStoreにあるApple Musicのアプリをインストールして、Apple IDを新規作成するだけなので他の音楽サブスクを利用するのと手間もほとんど変わりません。
またApple Musicは3ヶ月間という長い無料体験期間があるので、その間でじっくりとアプリ・サービスの使い勝手や楽曲のラインナップを確かめてみてください。ただ解約しようとしてもいつの間にか解約期限を過ぎていて月額料金が発生する可能性もあるので、無料体験期間が終わるタイミングはスマホのカレンダーなどに入れておくと安心です。
Apple Musicの特徴
Apple Musicは楽曲数に比べて月額料金もリーズナブルですし、他の音楽サブスクと比べても無料体験期間がトップクラスに長いです。Androidユーザーでも問題なく使えるので、誰でも利用しやすいのが特徴です。
また2021年6月からは、他のサービスと競い合うように高音質化も進めています。ドルビーアトモスという空間全体が音楽に包まれるようなオーディオテクノロジーを採用していたり、CDよりも高音質なロスレスオーディオ・ハイレゾロスレスオーディオという形式での提供も進めています。
そしてApple Musicには月額1,480円(税込)のファミリープランに加えて、月額980円(税込)の個人プラン、月額480円(税込)の学生プランが用意されています。ただ学生プランとはいって、大学・短大・大学院で学士号・博士号取得のため在学しているか、高等専門学校(高専)・専門学校で就学中の方のみが対象となっています。
Youtube music
- 月額料金:1,480円(税込)
- 楽曲数:非公開
- 再生音質:最大256kbps
- 無料体験:1ヶ月間
Youtube musicは2018年11月に提供が始まった音楽サブスクで、もともとGoogleが提供していたGoogle Play Musicが終了して移行しています。一般的な音楽サブスクと同様にオフライン再生や広告なし再生・バックグラウンド再生が出来るほかに、歌詞の一部だけで検索できるあいまい検索や、歌詞が自動で表示される字幕機能なども利用可能となっています。
そしてYouTube Musicの有料版「Youtube Music Premium」では、月額1,480円で同世帯の家族を最大5名まで追加できるファミリープランが用意されていて、それぞれアカウントを所有してサービスを利用する事が出来ます。ただ招待されたファミリーメンバーにもGoogleアカウントが必要なので事前に登録が必要となりますし、13歳以上の方しか参加できないという条件もあります。
ちなみに他の音楽サブスクとは違い、Youtube Music Premiumでは音楽だけではなくミュージックビデオの取り扱いもあります。いずれもバックグラウンド再生は可能ですし、好きなアーティストのMVをじっくり楽しみたい方には魅力的なサービスとなっています。
また月額300円(税込)の追加料金を支払うことで、音楽だけでなくYoutube上の全ての動画が楽しめる「Youtube Premium」の利用も可能となります。Youtube Premiumなら動画を見ていて広告が邪魔になることもないし、動画をダウンロードしてオフライン再生したりバックグラウンド再生で楽しむことも出来るので、音楽以外も楽しみたい方にはオススメのサービスとなっています。
Youtube musicの特徴
Youtube Music Premiumでは楽曲数が公開されていませんが、Google Play Musicでは3,500万曲以上の楽曲を提供していたので最低でもそれ以上はあると予測する事が出来ます。普段からYoutubeで音楽を聴いている方であれば、Youtube Musicを利用すればより快適に音楽を楽しむ事が出来るはずです。
ちなみにYoutube Music Premiumには月額1,480円(税込)のファミリープラン以外にも、月額980円(税込)のスタンダードプラン、月額480円(税込)の学生プランが用意されています。学生プランは最大4年間有効となっていて、利用できるのは全日制の高等教育機関に通学している学生のみとなっています。また年度終わりには毎年資格要件を満たしているかの確認手続きを行う必要があるので、注意してください。
LINE music
- 月額料金:1,480円(税込)
- 楽曲数:約8,100万曲
- 再生音質:最大320kbps
- 無料体験:1ヶ月間
LINE musicはLINE株式会社が提供している音楽サブスクで、約8,100万曲もの楽曲を提供している人気サービスです。楽曲によってはミュージックビデオも視聴可能で、あいみょんやヨルシカ・Official髭男dism・TWICEなどメジャーなアーティストのMV作品を広告なしでチェックする事が出来ます。
そしてLINE musicの利用プランには大きく「プレミアム」と「フリー」があり、プレミアムの中で最大6人まで利用できるファミリープランは月額1,480円(税込)となっています。またファミリープランには月額プランと年額プランがあり、年間一括払いなら14,000円(税込)と3,800円ほどオトクに利用する事が出来ます。
またLINE musicのアプリをインストールしておけば、楽曲画面でマイクボタンをタップする事ですぐにカラオケモードにして楽しむ事が出来ます。一部楽曲には対応していませんが、歌詞もしっかり表示されるのでちょっと練習したい場合なんかにも便利な機能となっています。
加えてLINE music独自の機能として、SNSアプリ・LINEのプロフィールMVやプロフィールBGMの設定をしたりLINE着うたを設定する事も可能です。MVやBGMを設定しておけば他の人よりアピールが出来るし、着うたを設定すれば着信音・呼び出し音を変えて気分転換する事も出来ます。
LINE musicの特徴
LINE musicのプレミアムプランでは月額1,480円または年額14,000円(税込)のファミリープランに加えて、月額980円または年額9,600円(税込)の一般プラン、月額480円(税込)の学生プランが用意されています。
月額無料で使えるフリープランも用意されていますが、他の音楽サブスクと同様に機能がかなり限定されています。楽曲を選んで再生したりプレイリストから再生する場合ではどの曲でも冒頭30秒までしか聴く事が出来ません。ミュージックビデオやカラオケモードでも30秒間と限定されているので、どんな曲なのかを知る事は出来てもBGM代わりにする事は難しいでしょう。
LINE musicには1ヶ月間の無料体験が用意されているので、フリープランに登録するよりも無料体験を利用して使い勝手を確かめるのが良さそうです。
Amazon music unlimited
- 月額料金:1,480円(税込)
- 楽曲数:約7,500万曲
- 再生音質:最大320kbps
- 無料体験:30日間
Amazon music unlimitedは約7,500万曲の楽曲が提供されているAmazonの音楽サブスクで、Amazon musicの有料版サービスという位置づけとなっています。Amazon musicはAmazonプライム会員なら追加料金なしで利用できるサービスですが、楽曲数は約200万曲なので他の有料音楽サブスクと比べるとかなり少ないです。ですがAmazon music unlimitedに加入すると楽曲数が約7,500万曲となるので、他のサービスと比べても遜色ない楽曲数となっています。
そしてAmazon music unlimitedではファミリープランが月額1,480円(税込)となっており、1契約で最大6アカウントまで利用する事が出来ます。ファミリープランに会員登録した方のアカウントから月額費用または年額費用を支払う事になりますが、利用規約にはファミリープランに登録できるのは13歳以上の方のみと記載されているので、ファミリープランを利用する場合は注意が必要です。
またAmazonのスマートスピーカー・Echoを持っている場合は、Echo端末を使って楽曲を再生することも出来ます。この場合はAmazon music unlimitedでもAmazon musicでも利用可能となっていて、特に契約をする必要はありません。もしEchoのみで再生する場合は、月額380円(税込)で利用できるAmazon music unlimitedのワンデバイスプランへの加入をされるのが良いでしょう。
Amazon music unlimitedの特徴
Amazon music unlimitedには月額1,480円(税込)のファミリープラン以外に、月額980円(税込)の個人プラン、月額1,980円で高音質の楽曲が楽しめるHDプラン、月額480円(税込)の学生プラン、月額380円(税込)のワンデバイスプランが用意されています。またプライム会員になっていれば割引が適用され、個人プランは月額780円(税込)、HDプランは月額1,780円(税込)とそれぞれ200円ずつオトクになっています。
ちなみにHDプランでは、通常プランで最大320kbpsのところを最大850kbpsと2倍以上のビットレートで楽曲を再生する事ができますし、その中の数百万曲は、最大3,730kbpsというULTRA HD音質で楽しめるようになっています。しかもマートスピーカー・EchoやALEXA搭載アプリがあれば、話しかけるだけでも好みの楽曲を再生してくれるという便利な機能もあります。
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